患者さんからよくいただく質問を分かりやすく解説
「酸素カプセルと病院で行う高気圧酸素治療は同じですか?」
患者様から、このような質問をいただくことがあります。
どちらも「気圧を高くする」という共通点がありますが、酸素カプセルと高気圧酸素治療は、実は別のものです。
ℚ.酸素カプセルとは?
一般的な酸素カプセルは、カプセル内を通常より高い気圧にして、身体が酸素を取り込みやすい環境をつくる機器です。
一般的なタイプでは、通常の空気と同じ約21%の酸素を含む空気を加圧します。
医療機関の説明では、酸素カプセルはおおむね1.3気圧程度までの加圧で使用されるものとして紹介されています。
つまり、酸素カプセルは、
「高い気圧の環境で過ごすことで、身体への酸素の取り込みをサポートする」
という仕組みが基本になります。
ただし、酸素カプセルは機種によって加圧方法や酸素濃度などが異なるため、すべてが同じ仕様というわけではありません。
🏥高気圧酸素治療とは?
一方、**高気圧酸素治療(HBO)**は、医療機関で行われる治療です。
専用の医療機器を使用し、通常より高い気圧環境の中で高濃度の酸素を吸入します。
高い気圧と高濃度酸素を組み合わせることで、血液中に溶け込む酸素(溶解型酸素)を大きく増加させることができます。
高気圧酸素治療は、減圧症や一酸化炭素中毒、突発性難聴など、医学的に適応が認められている疾患に対する治療として行われています。
🤔具体的には何が違う?
簡単に比較すると、
| 酸素カプセル | 🏥高気圧酸素治療 | |
|---|---|---|
| 主な目的 | 健康・コンディショニングなど | 疾患に対する治療 |
| 使用する機器 | 酸素カプセル等 | 医療用の高気圧酸素治療装置 |
| 気圧 | 一般的に約1.3気圧程度 | 2気圧以上で行う治療が一般的 |
| 酸素 | 一般的には通常の空気 | 高濃度酸素 |
| 実施場所 | 健康施設など | 医療機関 |
| 医師の管理 | 医療行為としてではない | 医師の判断・管理のもとで実施 |
※酸素カプセルは製品によって仕様が異なります。
名古屋共立病院でも、酸素カプセルと高気圧酸素治療について、酸素濃度・治療圧力・加圧方法が大きく異なると説明されています。
🌿「どちらが優れている」という話ではありません
ここは大切なポイントです。
酸素カプセルと高気圧酸素治療は、そもそも目的や位置づけが違います。
酸素カプセルを高気圧酸素治療と同じ「治療」と考えたり、逆に高気圧酸素治療を単なる「酸素カプセル」と考えたりするのは適切ではありません。
高気圧酸素治療は、医師が疾患や状態を確認したうえで適応を判断する医療行為です。
一方、酸素カプセルは健康維持やコンディショニングなどを目的として利用されるものです。
「酸素」という共通点はありますが、仕組みも目的も違うもの。
これが、酸素カプセルと高気圧酸素治療の大きな違いです😊
酸素カプセルについて「どんな仕組みなの?」「高気圧酸素治療とは何が違うの?」など、気になることがありましたらお気軽にお尋ねください。
📍鍼灸接骨院フルール
名古屋市千種区富士見台
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